避難所での子育て
私は、先日まで避難所で寝泊まりしてました 。
母と子どもたちが
家は嫌だというもんで…TT;
実は母は
阪神・淡路大震災を経験してまして
そして、子どもたちは
避難所生活でお友達がたくさん出来て楽しいようで
避難所でたくさんの人達といたり
揺れをあまり感じなかったり
夜なのに明かりが耿々としてたりするので
安心するんでしょうかね
まぁ、不安になるよりマシなので
本人たちが納得するまで付き合いましたが
避難所とは
色んな方々がいるもんです
配給のご飯を何度も取りに並ぶ方
独り言が独り言になってないシングルのお年寄り
ワンセグテレビの音量をコレでもか!! と大きいボリュームで見ている家族
そんななかでも
子育て世代が奮闘しているのを
とても目にしました
あるママとお祖母ちゃんらしき方が
代わる代わる泣き叫ぶ赤ちゃんを抱いては
あっちウロウロ
こっちウロウロ
泣き止んだと思って座ったら
また泣き始め・・・
その頃は４月後半といえども
まだ気温が一定ではなく
寒い夜だったので
泣いてる赤ちゃんを外に連れ出しては
また屋内に戻り
泣いては外に・・・の繰り返し
私は微笑ましく懐かしい光景に
母と「可愛かね〜」と話していましたが
とうとう、その赤ちゃんの鳴き声に
周りがザワザワし始め
その赤ちゃん家族に視線が集中し始めました
お母さんキツイだろうな〜
困ってるだろうな〜
と、泣き止まない赤ちゃんを抱いたママたちを思うと
居てもたってもおれず
泣き止まない赤ちゃん家族の元へ
テクテク近寄ってみました
「どうしたの？ 何泣いてるの？」
そんな私の問いかけに
ママとお祖母ちゃんは
苦笑いしながら
生後１ヶ月の赤ちゃんと
赤ちゃん返り中のお兄ちゃんが泣いて困ってる
と話してくれました
私はお母さんの話にウンウン。と耳を傾け
我が子の赤ちゃんのときの話をしたり
震災の様子の話しをしたりしながら時間を少し共にしました
そしたらお兄ちゃんが目をこすりながらアクビをし始め
赤ちゃんは泣きつかれたのかな？
2人ともママとお祖母ちゃんに抱かれながら
スヤスヤ眠りにつき始めました^^
ママたちは
やっと寝てくれた…と言わんばかりの安堵の表情！
良かった良かった^^
子どもは
ママを困らせて泣いてるわけではないんだけど
何かのきっかけで泣き始めたら
プライベートがない空間でママが過敏に反応しちゃうから
泣いてしまうんだよね！
親が周りに迷惑をかけたらいけない！という焦りや、不安
いつもと違う家族の何気ない感情に
子どもたちは気付いちゃうんですよ！
今回は"話す"ということでママの気持ちが落ち着いてきたから
子どもも落ち着きを取り戻し
安心して眠ることができるようになったんでしょう^^
この世に生まれてきた方々は
赤ちゃんという
泣くことが仕事の時代を経て今をいきてるのに
そんなこと忘れちゃってるんですよね
「なんで泣いてるの〜？」
「どうしたの〜？」
そんな何気ない一言をかけてもらえるだけで
お母さんたちの心がどれだけ軽くなることか
自分の赤ちゃん時代を思い出し
微笑みながら見守っていただきたいものです！
子育ては決して家族だけですることではありません
周りのオトナの協力無しでは
できないことなのです
世の母たちは
周りの人たちに迷惑をかけたく
子どもを泣かせてるわけではないのです。
子どもの泣き声がうるさい！と
嫌な顔をする前に、怒鳴る前に
自分もこんな時期を経て成長してきたんだと
思い返して頂ければと思います！
子どもたちが
住みやすい未来に！
子育て世代に
子どもを産んで育てたい、と思える未来に！
水野さつき
